FXの両建ての主な特徴について
FXには、両建てと呼ばれるシステムがあります。両建てとは、買いポジションと売りポジションを両方持つ事です。
私たちがFXで注文をすると、必ずポジションと呼ばれるものが発生します。外貨を買った状態でしたら、買いポジションを持つ事になります。
その逆を行った場合は、売りポジションを持つ訳です。買いポジションの場合は外貨の価格が上昇してくれれば、利益が発生します。売りポジションはその逆になります。
この性質を利用して、買いポジションの損失を売りポジションの利益によって埋め合わせをするのが両建てです。
例えば1ユーロ100円の時に、買いポジションと売りポジションを両方持ったとします。ユーロが101円になれば、売りポジションでは1円分の損失が発生する事になります。
しかし買いポジションでは、1円分の利益が発生するのです。つまり売りポジションの損失分を、買いポジションが補っている事になります。
したがって上記の例では、保有しているポジションを決済しない限り損失が発生する事はありません。もっとも利益も発生しませんが。
ただし多くのFXの業者は、両建てはお勧めできないと明示しています。中には両建てが禁止されている業者なども存在します。